「いつも」が元気になるちょっとした話
『冬うつ、男性より女性に多い』
2014年02月18日
「冬うつ」の正式名称は「冬季うつ病」または「季節性感情障害」。
その名の通り、晩秋から冬にかけて発症し、春になると自然に症状が治まる。
通常のうつ病は食欲がなくなり、眠れなくなることが多いのに対し、やたらと甘いものや炭水化物が欲しくなり、睡眠時間が延びてしまうのが特徴だ。 冬眠中の熊ともよく似ている。
人間の脳は気温ではなく、日の長さで現在の季節を判断している。
地域に関係ない通常のうつ病と違って、「冬うつ」は緯度が高い地方で起こりやすいという。
北に行くほど夏と冬の日照時間の差が大きく、冬の日照時間が短くなるためだ。
それは日本国内でも変わらない。
全国6都市に住む30~50代の男女951人を調査したところ、札幌と秋田は明らかに「冬うつ」の傾向を示す人の割合が高かった。
6都市の中で、札幌は最も北にあり、秋田は最も日照時間が短い。
気分の落ち込みや意欲の低下に加え、食べすぎと眠気が特徴の「冬うつ」は、ある意味では、季節の変化に敏感な人がなる病気といってもいいかもしれない。
アメーバニュース『「冬うつ」男性より女性に多く日照時間短い北の地方に多い』より